小学生の部

佳作

私の夢
八幡市立八幡やわた小学校 6年 橋元 優輝はしもと ゆうき

 あれはまだ私が小学一年生のころ。私はそのとき学童の横にある子どもセンターにいた。子どもセンターにはオセロや将棋、マンカラなどがあった。学童に入って一ヶ月も経っていない私に衝撃の出会いが訪れたのはその時だ。
 子どもセンターの半分にあたる巨大な台。それは卓球の台だった。私はその光景に目を奪われながらも「卓球って何だ?」というか「そもそも台がなぜこんなに大きいんだ!」と心の中でいく度となく質問を繰り返していた。興奮が止まらないままに私は初めて卓球をした。
 まずはラケットの打ち方やサーブの練習をした。上手な人はすぐにやり方を覚え、みるみる上達していった。私はこの時に卓球のおもしろさを感じた。そしてその瞬間にビビっときたのだ。「卓球の選手になろう!」と。
 決意がきまってからはほとんど毎日卓球をした。
 気が付けば私は二年生になっていた。
 ある秋のことだった。男山にある学童で卓球の試合が行われた。上手な人が集まってひらかれたこの大会で私は三位になった。私は嬉しくて嬉しくて頭の中がお花畑になっていた。なんならチョウも飛んでいたほどだ。この経験で私はもっと卓球が好きになった。
 私は今でも卓球が大好きであり、卓球選手になりたいという夢を持ち続けている。その夢に向けて現在はカットやドライブを練習中だ。
 一年生のころから始まった大きな夢。決して届かない夢ではないと思う。これからも私の夢は生き続け、やがて卓球の選手に旅立つときがくると信じ、歩み続けたい。

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