
ぼくは今、めちゃくちゃ勉強を頑張っている。なんならオール五を目指している。でも、それはいい大学にいって、いい会社に就職するためではない。
僕はこの夏、「将来は農業をする」という決心をした。
僕の父は八幡で農業をしている。米と抹茶を作っている。田んぼの面積も広く、作業の時間が足りないため、夜もライトを照らして田んぼを耕し、なかなか家にも帰ってこれない。肥料の臭いも服についたり、汚れたり、きつくて大変だし、今まで農業にいいイメージが持てなかった。でも、最近の「令和の米騒動」のニュースを見て、米は自分達が生きるために欠かせない食べ物と分かり、農業はなくてはならないかっこいい仕事だと思い、農業への見方が変わった。
しかも、僕は生き物が好きだ。小さい頃から茶摘みや田植え、稲刈りなどを手伝っていて、そこでたくさんの生き物と触れ合ってきた。ザリガニ、ドジョウ、へび、鳥の卵……。畑ではいろんな生き物を見られるし触れ合える。自分の好きな事ともマッチしているので、この仕事は自分にとってもってこいの仕事だと思った。
そのうえ、学校給食のみんなが食べている米を作ったり、外国人に人気の抹茶のスイーツなどを自分たちが生産していると思うと、やり甲斐と幸福感を味わえると思う。
また、田んぼで仕事をしていると、地域の人と交流が増えて助け合いをしたり、感謝されたりして、会社では味わえないことも経験できると思うからだ。
学校や会社ではいくら頑張っても評価されないこともあるけど、農業は自分が頑張ったら、頑張った分だけいい米が作れたり、生産量が増えたり、成果が目に見えてわかる魅力的な仕事だ。
しかし、どれだけ頑張って育てても天候に左右されて不作の時もあり、大変な仕事だ。できるだけ安全で美味しくて強い米に改良したり、より良い農業にするため、今までにないような新しいことにも挑戦していきたい。
農業は、体力も忍耐力も必要な仕事だ。中途半端な気持ちではやっていけない。だから僕は、自分の弱い気持ちに打ち勝つために一生懸命に勉強をしたり、大好きなサッカーを頑張っている。自分の限界をつくらず、一日一日一%でも前の日の自分を超えるために、日々努力をしていきたい。
若い力で農業の楽しさや魅力を伝えていき、いつか農業が憧れの仕事になるような社会になっていったらいいと僕は思う。