小学生の部

佳作

「どんな事が、忘れてはいけないこと?」
八幡市立美濃山小学校 6年 橋本はしもと 美歩みほ

 人は、どんなことを忘れてはいけない、忘れたくないと思うのだろうか。私にとって、忘れてはいけないことが増えたのは、テレビで放送されていたニュース中の一言だ。
 戦争、それは昔に起きたこと。だからあまり戦争について知ろうとしなかった。平和学習そんな機会もあったがあまり理解できなかった。それまでにも戦争を知る機会は多々あった。けれど私は戦争を学ぶ気にはなれなかった。
 そんな私が戦争を学ぶと決意したのは、一年ほど前のことである。私は家でゲームをしていた。そこで家で放送されていたテレビにふと目をやった。そこには「特攻隊」の三文字が映し出されていた。
 その頃の私は特攻隊のことを知らなかった。テレビでは、元特攻隊員の人のインタビューが流されていた。その人は特攻に使う飛行機の故障により飛び立つ寸前で止まったと話していた。そして同じ特攻隊だった仲間は全員飛び立ち亡くなっていったと話した。私は仲間は亡くなり自分は生きる、どんな気持ちなんだろう。そう思っていた。
 その時私の耳に入ったのは、「おくにためになくなれるのはうれしいこと」──そんな言葉だった。なんで自分が亡くなるのが嬉しいのだろう。納得がいかなかった。戦争がなければ生きれるのに。そこで私はその考えについて違う見方をして見ようと思った。すると前向きに考える事ができた。
 その時私は決心した。「戦争を学ぼう」。自分が学んでも意味はないのかもしれない。けれど一人でも戦争を知って忘れないようにすれば、戦争で亡くなった人は報われるのではないかと考える事ができた。
 ニュースの一言で無駄な命では無かったと知れた。重要な役目を果たしてくれた命だったと思えた。だからその命をこれから無駄なことにしないように、戦争について学習していきたい。

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